🇰🇷 ハングルの読み方 完全ガイド

ハングルは一日で読めるようになります

このページは、ハングルを一から読めるようになるための完全ガイドです。 子音19個と母音21個の一覧(かな近似の発音つき)、日本語にない平音・濃音・激音の三系列、 文字の組み立て方、パッチムの7つの音と連音化、そして日本語話者がつまずきやすい点を順にまとめています。 登録もインストールも不要で、全部無料です。

ハングルは1443年に世宗大王がつくり、1446年に公布された文字です。漢字を読める一部の人だけでなく、 すべての人が読み書きできるようにという目的で設計されました。一つひとつの字は、その音を出すときの 口・舌・喉の形をかたどっています。覚える記号の数が少なく規則的なので、「一日で読めるようになる」と よく言われます。

日本語話者がつまずきやすいのは、次の3つです。

子音 19個

並び順は韓国語の辞書と同じ順序です。ローマ字表記のあとに、かなでの近似音を添えています。

ㄱ
giyeok · キヨク
語頭では「カ」行に近い無声音、語中では「ガ」行のように濁ります。
ㄲ
ssanggiyeok · ッサンギヨク
濃音。息をほとんど出さず喉を緊張させて出す音で、「まっか」の「か」に近いです。
ㄴ
nieun · ニウン
「ナ」行の n。日本語とほぼ同じです。
ㄷ
digeut · ティグッ
語頭では「タ」行に近く、語中では「ダ」行のように濁ります。
ㄸ
ssangdigeut · ッサンディグッ
濃音。「もっと」の「と」のように、詰めて出す音です。
ㄹ
rieul · リウル
語頭・語中では「ラ」行、語末では英語の l に近い音になります。
ㅁ
mieum · ミウム
「マ」行の m。日本語とほぼ同じです。
ㅂ
bieup · ピウプ
語頭では「パ」行に近く、語中では「バ」行のように濁ります。
ㅃ
ssangbieup · ッサンビウプ
濃音。「いっぱい」の「ぱ」のように、詰めて出す音です。
ㅅ
siot · シオッ
「サ」行の s。ㅣ や ㅑ などの前では「シ」に近くなります。
ㅆ
ssangsiot · ッサンシオッ
濃音。「あっさり」の「さ」のように、強く詰めて出します。
ㅇ
ieung · イウン
文字の最初では音がなく、母音だけを表します。文字の最後に来ると「ン(ng)」の音になります。
ㅈ
jieut · チウッ
語頭では「チャ」行に近く、語中では「ジャ」行のように濁ります。
ㅉ
ssangjieut · ッサンジウッ
濃音。「まっちゃ」の「ちゃ」のように、詰めて出す音です。
ㅊ
chieut · チウッ(激音)
激音。息を強く出す「チャ」行。ㅈ との違いは息の強さです。
ㅋ
kieuk · キウク
激音。息を強く出す「カ」行。ㄱ との違いは息の強さです。
ㅌ
tieut · ティウッ
激音。息を強く出す「タ」行。ㄷ との違いは息の強さです。
ㅍ
pieup · ピウプ(激音)
激音。息を強く出す「パ」行。ㅂ との違いは息の強さです。
ㅎ
hieut · ヒウッ
「ハ」行の h。語中では弱くなったり、ほとんど聞こえないこともあります。

平音・濃音・激音の三系列

日本語話者にとって最大の関門がここです。日本語は「か」と「が」のように声帯が震えるかどうかで 音を分けますが、韓国語は息をどれだけ出すかで3つに分けます。同じ「カ」に聞こえる3つが、 韓国語では意味の違う別の音です。

違いがそのまま意味の違いになるので、聞き流せません。次のペアで確かめてください。

練習のコツ: 耳で聞き分けようとするより先に、自分の口で3つを作り分けられるように する方が早く身につきます。口が作れる音は、耳も拾えるようになります。

位置によって音が変わる子音

ㄱ ㄷ ㅂ ㅈ の4つは、語頭では澄んだ音、語中では濁った音になります。文字は同じまま、 置かれる場所で読み方が変わるという点が、日本語と大きく違うところです。

だから韓国の方が自分の名前を「キム」と言ったり「ギム」と言ったりするように聞こえます。 どちらかが間違っているのではなく、同じ ㄱ が置かれる場所で変わっているだけです。

母音 10個(基本)

母音は単独では書かず、音のない子音 ㅇ を付けて 아・야… の形で表します。

아
a · ア
日本語の「ア」とほぼ同じです。
야
ya · ヤ
「ヤ」。ㅏ に短い線をもう一本足した形です。
어
eo · オ(唇を丸めない)
口を少し開き、唇を丸めずに出す「オ」。ㅗ との区別が最初の関門です。
여
yeo · ヨ(唇を丸めない)
ㅓ に y が付いた音。唇は丸めません。
오
o · オ(唇を丸める)
唇をしっかり丸めて出す「オ」。ㅓ より口が狭くなります。
요
yo · ヨ(唇を丸める)
ㅗ に y が付いた音。唇を丸めます。
우
u · ウ(唇を丸める)
唇を丸めて突き出す「ウ」。日本語の「ウ」より丸めます。
유
yu · ユ
ㅜ に y が付いた音。
으
eu · ウ(唇を丸めない)
唇を横に引いたまま出す「ウ」。日本語にはない音で、ㅜ と混同しやすい音です。
이
i · イ
日本語の「イ」とほぼ同じです。

合成母音 11個

基本母音10個に、下の11個を足して母音は全部で21個です。新しく覚える形ではなく、 すでに知っている母音の組み合わせです。

애
ae · エ(口を広めに)
ㅏ + ㅣ。口を少し広めに開ける「エ」。
얘
yae · イェ
ㅑ + ㅣ。애 に y が付いた音で、出てくる語は多くありません。
에
e · エ
ㅓ + ㅣ。애 との差は現代ソウル方言ではほぼ消えていて、韓国人同士でも聞き分けません。綴りで覚えます。
예
ye · イェ
ㅕ + ㅣ。얘 とほぼ同じ音です。
와
wa · ワ
ㅗ + ㅏ。日本語の「ワ」とほぼ同じ。
왜
wae · ウェ
ㅗ + ㅐ。외・웨 と音の差がほとんどありません。
외
oe · ウェ
ㅗ + ㅣ。現代では왜・웨 と同じ「ウェ」で発音されます。
워
wo · ウォ
ㅜ + ㅓ。唇を丸めない「オ」に w が付いた音。
웨
we · ウェ
ㅜ + ㅔ。왜・외 と同音です。
위
wi · ウィ
ㅜ + ㅣ。唇を丸めて始め、「イ」へ移ります。
의
ui · ウィ(ㅡ + イ)
ㅡ + ㅣ。語頭では「ウィ」、語中では「イ」、助詞「の」のときは「エ」と読まれます。1文字で3通りある唯一の母音です。

🔴 現代のソウルの発音では 애 と 에 はほぼ同じ音、왜・외・웨 の3つも同じ音です。 韓国人同士でも聞き分けていないので、区別しようと悩む必要はありません。綴りは単語ごとに覚えます。

文字の組み立て方

ハングルは、アルファベットのように横一列に並べるのではなく、1音節を1つの四角いブロックに 組み立てて書きます。ブロックは最大で3つの部分からできています。

並べ方は母音の形で決まります。ㅏ ㅑ ㅓ ㅕ ㅣ のような縦長の母音は子音の右に、 ㅗ ㅛ ㅜ ㅠ ㅡ のような横長の母音は子音の下に置きます。

よくある疑問: なぜ「아」であって「ㅏ」ではないのか — 母音は単独では書かないという 決まりがあるからです。音のない席を ㅇ が埋めていて、ここでの ㅇ は発音しません。 同じ ㅇ がパッチムに来ると、今度は「ン(ng)」として発音されます。

パッチム(終声)と7つの音

パッチムは文字の最後に来る子音です。書き方は27通りありますが、音は7つしかありません。 ここを先に整理しておくと、後がずっと楽になります。

🔴 日本語話者が特に注意するところ: 日本語では ㄴ・ㅁ・ㅇ がどれも「ん」1文字ですが、 韓国語では別の音です。산(山)・삼(3)・상(賞)は、日本語の耳にはどれも「サン」ですが、 韓国語では違う単語です。舌先を付けるか、唇を閉じるか、鼻に抜くか — 3つを作り分けてください。

連音化 — 書いてある通りには読まない

パッチムの次に母音(ㅇ で始まる文字)が来ると、パッチムの音がその母音に移って読まれます。 これを連音化といいます。綴りと発音がずれる最大の理由がこれです。

だから聞き取りの練習では、文字を見ながら音を聞くのが有効です。 「書いてある形」と「実際の音」の対応が、耳でつながっていきます。

日本語話者がつまずきやすいところ

どの順番で学ぶか

最初の1週間の進め方として、次の順序をおすすめします。各ステップは15〜20分です。

読めるようになったら、次は単語です。文字の練習だけを続けるより、 実際の単語を声に出しながら覚える方が、音もいっしょに身につきます。

Hanguru で実際に練習する →

単語カード・TOPIK文法・リスニング・読解まで、すべて無料。アプリの画面表示は日本語に 対応しています(学習コンテンツの訳文は現在英語です)。

よくある質問

ハングルは本当に一日で覚えられますか?

字と音の対応だけなら、一日で一通り読めるようになる人は珍しくありません。記号が少なく、例外も漢字のような字数もないからです。ただし「読める」と「正しく発音できる」「意味がわかる」は別です。濃音と激音の聞き分け、パッチムの発音、連音化には数週間かかります。まず読めるようにしてから、単語を覚えながら音を直していくのが早い順序です。

平音・濃音・激音の違いが聞き分けられません。

日本語には息の強さで意味が変わる仕組みがないので、最初は全員そうです。手のひらを口の前に当てて、카(激音)では息が強く当たり、까(濃音)ではほとんど当たらず、가(平音)はその中間になることを確かめてください。耳より先に、自分の口で作り分けられるようになる方が早いです。사다(買う)と 싸다(安い)のような最小対立のペアを繰り返すのが近道です。

ㅓ と ㅗ、ㅜ と ㅡ の区別のコツはありますか?

唇の形だけで決まります。ㅗ と ㅜ は唇を丸め、ㅓ と ㅡ は丸めません。鏡を見ながら発音すると、耳で覚えるより確実です。日本語の「オ」は ㅗ 寄り、「ウ」は ㅡ 寄りなので、ㅜ は「唇を突き出すウ」と覚えると区別しやすくなります。

パッチム(終声)は全部覚える必要がありますか?

書き方は27通りありますが、音は7つしかありません。ㄱ・ㄴ・ㄷ・ㄹ・ㅁ・ㅂ・ㅇ です。たとえば ㅅ・ㅆ・ㅈ・ㅊ・ㅌ・ㅎ はパッチムではすべて ㄷ の音になります。7つに整理してから綴りを覚えると、負担がかなり減ります。

ローマ字表記に頼ってもいいですか?

最初の数日だけにしてください。ローマ字は ㅓ と ㅗ、평음と激音のような区別を書き分けられないので、頼り続けると間違った音のまま固まります。Hanguru では設定でローマ字表示をオフにできます。文字が読めるようになったら、早めに切ってしまうことをおすすめします。

次に進むなら: TOPIK I の文法パターン50個、 あるいは 日本語の紹介ページ からアプリの中身を見てください。

← 日本語の紹介ページに戻る